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みにミニ法話

(242)「人生というマラソン」

このテレホン法話も、今年で34年目を迎えます。
実にマラソンのような気がします。
最初始めたころは、月に2回でしたので、
回数は年12回の計算にすればもっと沢山になります。

さて最初の原稿を見ると、正直な話、
「よくみなさん、こんな拙いお話を聞いてくださったなあ」
というのが実感です。失敗作がごろごろしています。

そんな事ごとを積み重ね、34年です。
それでも走り続けて、文章もやっと人並みになってきました。

人生も同じように、マラソンに似ています。
人生は短距離ではありません。中には短距離の力を使うときもありますが、
相互的にみて、短距離の力をいつも使っていると、
平均80年という長い人生を走りきることはできません。

この長いマラソン人生の中には、数々の失敗もあります。
その失敗が人生を決めてしまって、
もう私は生きていられないと思う時もありますが、 それは短距離の発想です。

マラソン人生の発想は、
「そんなときもある」と、その失敗を受け入れることです。

そして今度はそこでつまずかないように、
さらには、その失敗から心の足腰を鍛え、
自分が大きく成長してく学びにつなげていくのです。
これが人生マラソンの発想です。

さきほどテレホン法話のことをお話ししましたが、
最初のほうのお話は、聞くに聞けないほどお粗末なものです。
そんな失敗を経て、心の足腰が少しついてきたので、
この3分の原稿も10分くらいで、書けるようになりました。

内容的にはまだまだでしょうが、それが長い目から見れば、
さらに力を付けられるという発想になっていきます。
人生はマラソンに似ていますから、「あきらめ」の考えで、
「もう私はダメだ」と思わないことです。

普通のマラソンはリタイヤできますが、人生というマラソンはリタイヤできません。
疲れたら休めばいいし、病気になれば静養すればいいのです。
そして力が付いたら、また少しずつ、歩きだすのです。

そんな前向きの考え方が、人生というマラソンにはなくてはならない考え方です。
今年一年、たんたんと歩んでいきましょう。