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法華経の詩

法華経の詩(65)

化城喩品 第七(7)

大通智勝如来(だいつうちしょうにょらい)
である仏 世尊は
さらに 苦しみの原因を解き明かした
後にこれが 十二因縁といわれるようになる

まず この世における迷った念(おも)いがある 
これを無明(むみょう)という
この無明が 苦しみの原因なのだ

この無明を縁にして
生活活動がある これを行(ぎょう)という
この行のために 対象を識別する
これが識(しき)である
この対象を識別するためには
対象に名前があったり 形がある
これを名色(みょうしき)という
この名色があるゆえに
それを認識していくための 六つの感覚がある
これを六入(ろくにゅう)という
この六つの感覚があるために
対象に触(ふ)れ その対象を判断しなくてはならない
これを触(しょく)という

この触があって
どう受け取り思うかという
受(じゅ)という作用が起こってくる
この受があるために
その対象を強く求めたいという
欲望が起こってくる
これを愛(あい)というのだ

愛あるゆえに
目の前にある対象物を 自分のものにしたいという
強く執着する念いが生じてくる
これを取(しゅ)という

この取があって心が固まって業となっていく
これを有(う)という
この有という縁によって
この世に生まれて来たのであり
生まれて来たからこそ
老いと死の苦しみが起こってくるのだ


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