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法華経の詩

法華経の詩(59)

化城喩品 第七(1)

世尊なる仏は 弟子たちに
次に『化城喩品』を語った

むかし むかし
数えることもできないほどの昔
言葉では表せないほどの昔
大通智勝如来(だいつうちしょうにょらい)
という 完全な「さとり」を開いた
仏陀がいた
その国を好成(こうじょう)という

この仏が現れたのは
数えきれないほど昔と語ったが
どれほどの昔であったかを
たとえて話そう

ある人が この大宇宙の大地のすべてを
すりつぶして 小さな粉にしたとしよう
そして このある人が 
この世界の すりつぶされた
極めて小さな粒を一つ つかみ
東に向かって 幾千の世界を越えて行き
その持っていた小さな砂粒を 捨てたとしよう

さらにまた
この人がもとの世界に戻って
また 小さな砂粒を一つ持ち
東に向かって 幾千の世界を越えて行き
その持っていた小さな砂粒を捨てる

このようにして
大宇宙の大地の土をすりつぶした
その小さな砂粒を
すべて東のその場所にすて終わったとする

弟子たちよ この小さな砂を運び終わるには
どれほどの年月がかかるか計算できるか
弟子たちはため息をつきながら
絶対にできないし不可能なことです

それほど昔 この仏は現れたのだ


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