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法華経の詩

法華経の詩(44)

薬草喩品 第五(3)

世尊なる仏は 
長老である魔訶迦葉(まかかしょう)に
続けて告げた

あたかも大きな雲が立ちのぼって
雷鳴をとどろかせるように
仏がこの世の出現すると
世間に教えの大音声(だいおんじょう)を
とどろかせ 
神や人間 そして阿修羅(あしゅら)に
仏の出現したもうことを 告げるのだ

私は仏である
神々および人間よ 私は完全なさとりに到達した
そのさとりは 十種の徳を備えている
※これを如来の十号という
ひとつが 如来として真実の世界から来たこと
応供(おうぐ)として
真に 供養を受けるに値すること
正偏知(しょうへんち)として
正しく よく悟ったものであること
さらには
明行足(みょうぎょうそく)として
完全な智慧と行いを得ていること
善哉(ぜんざい)として 彼岸を得
生死の迷いに 己を失うことのないこと

世間解(せけんげ)として
世間をよく理解し 世の中のことを熟知していること
無上士(むじょうし)として
解脱を得た この上ない存在であること

調御丈夫(じょうごじょうぶ)として
悪魔を蹴散らす 力のあること
天人師(てんにんし)として
神々やすべての人びとを 救済する力のあること
仏世尊(ほとけせそん)として
最も尊敬されるに値することである

ゆえに 神々や人びとを
さとりの岸に渡らせることのできるものである
すべての迷いから解放させることのできるものである


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