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みにミニ法話

(263)「富を否定しない」

富で代表されるのがお金です。
お金を得れば、ゆとりのある生活ができます。
この意味でお金があるというのは、とても良いことです。
まず、このことを肯定することです。

世間を見ると、お金に困らない人、お金に困っている人さざまですが、
お金を多く持っている人に、お金で困っている人は嫉妬するものです。
この嫉妬の中身は、本当は自分が、お金持ちになりたいのだけれど、
なれないので、お金持ちを憎むわけです。

しかし、お金を持つ人を嫉妬している限り、自分にはお金は回ってきません。
お金のある人を嫉妬することで、自分がお金を得ることを否定してしまうからです。
富を否定していることになるのです。

嫉妬ではなくて、お金のあることを認めてあげて良しとする、
そんな心の思いが大切です。

それは富を肯定することになり、
自分に舞い込むお金の入口を開けてあげることに通じていくのです。

富の住む場所は、人に役立ちたいと思い働いている人のところにあります。
ただ儲けようと思い、相手の身になって考えない商品や働きは、
決して、そこに富は住もうとしません。富は集まってきません。

コンビニでもよく見れば、お客様のことをよく考え、売れそうなものを置いています。
お客様のことを考えないで、趣味で商品を置いていても、
決して売れるものではありません。
どうお客様に役立って欲しいかを考えておけば、
商品が売れ、富が集まってくるのです。

よく、儲けようとして粗悪な商品や、粗悪な仕事をしていると、
やがて富は去っていきます。

その場は良くても、周りの人は良く見ていて、
粗悪なものから離れていくのです。
富も同じで、そんな状況を良しとせず、離れていくのです。

まず富を否定しないで、良いものであると思い、富を大事にすることです。
そして富は、人の役立つことをしている人のところに集まってきます。
さらに、その富を分け与える精神も持つと、富はさらに集まってきます。