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終わりの詩

つつまれて

自分にとって
特別なことがあり
幸せを思うとき
尊いことがあったと
かえりみる

けれど
普段のなにげない
ことのなかにも
尊さが
たくさんある

太陽が東から昇り
目が覚め
いのちのあることが
うれしい

顔を洗い
お茶をいただいて
朝食をとり
その味わいを楽しむ

一日を
なんとか生き抜いて
無事すごせた
それがありがたく
感謝の思いで
同じ枕で眠りにつく

静かに思う
今日も
尊さにつつまれた
私であった と