終わりの詩
徳の香り
偉人の
生き方を学ぶと
そうありたいと
思う時がある
なぜ
偉人と
呼ばれるのだろう
それはみな
己を捨てて
人の幸せや
利益のために
生きたからである
それが
自分の喜びであり
楽しみであるともいう
そんな思いと
行いとが
やがて
時空を超えて
徳の香りとなり
どこまでも
薫(かお)り続け
人びとの心を
潤(うるお)して
やまないのだ