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扉の詩

(291)「人生の道」

小さな石に
つまずいて
ころんだ

ころんだ痛みに
しばらく
歩けなかった

そして
その石を
取り除いて
後に来る人が
つまずかないようにと
願った

人生を
つまずかせる
そんな石を
持っていないだろうか

欲のふかい自分
不平の多い自分
自分勝手な自分

そんな石を
人生の道から
取り除いて
つまずかない
明るく笑顔で
生きていく