扉の詩
(287)「心のよごれ」
使わない部屋も
いつのまにか
ほこりがたまる
同じように
心も
いつのまにか
ほこりがたまる
怒りのほこり
不平のほこり
欲深なほこり
ねたみのほこりや
うらみのほこり
怒りのほこりは
相手を傷つけ
不平のほこりは
幸せを
見えなくさせる
欲深さが
素直さを消し
ねたみうらみが
みにくい顔にする
ときどき
心の窓をあけて
お天道さまの光に
抱かれてみる