ホーム > 法愛 4月号 > 扉の詩

扉の詩

(282)「善のしずく」

ひとつの悪を
おかすと
心の内にある
水がめに
悪のしずくが
一滴たまる

少しずつ
悪がたまっていくと
心の水がめに
悪の水が
ふえていく

今日ひとつ
善いことをすると
心の水がめに
善のしずくが
一滴たまる

悪のしずくは
よごれていて
善のしずくは
清らかで美しい

悪のしずくより
善のしずくのほうが
安らぎの幸せに
みちている