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扉の詩

(270)「美しい流れ」

季節が
水の流れのように
美しくうつりゆき
とどまらない

今この時も
与えられた
自分の時間も
流れ去っていく

もし
水の流れが
とどまれば
よどみができて
よごれていく

人も過去にあった
つらい出来事を
いつまでも
心のとどめ
苦しんでいると
心をよごしてしまう

水の流れのように
つらいことも
嫌なことも
流してしまう

そして
今このときを
やさしく
受けとめてみる