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扉の詩

(264)「幸せの」

自分の
都合だけを考えて
生きられれば

これほど
楽(らく)な
ことはない

楽だけれど

そんな人が
集まれば
おそらく
喧嘩が絶えない

相手がいて
私がいる

自分のことを
少し我慢して
相手のことを
思ってみる

そうすると
相手も我慢して
私を支えていた

やがて
幸せの扉が
静かにひらく