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扉の詩

(263)「砂時計」

あれもしなくては
これもしなくては

することが
たくさんありすぎて
つぶれそう

そのようすを
見ていた
砂時計が
つぶやいた

そんなに
急がなくても
いいんだよ

あわてずに
ひとつ
ひとつ
ていねいに
やっていけば

やがて砂は
みんな
下に落ちます

あきらめず
誠実にやってごらん
きっと
笑顔を
とりもどせるよ