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扉の詩

(255)「立ち止まる」

疲れて
歩けなくなったら
立ち止まればいい

悩みを
背負えなくなったら
立ち止まればいい

立ち止まれば
春の野道に咲く
小さな花に気づく

一輪咲いた
紅梅の花に
心をいやされる

少し
立ち止まって
静かに
まわりを見つめてみる

相手のやさしいが
感じられる

多くの宝に包まれ
生かされてきた
ことを知る

負けずに
ここまで生きてきた
自分に出会う