扉の詩
(243)「ぬくもり」
春のぬくもりが
氷をとかし
大地に
うるおいを与える
吹きすぎていく
ぬくもりの風が
かたくなな思いを
ほほえみに
変える
すれ違いの
家族に
病で苦しむ人に
仕事で疲れた
がんばりやの君に
そして
愛する人との
別れを
悲しむあなたに
ぬくもりの
ほほえみが
安らぎと
喜びを与える
ぬくもりの
ほほえみを
今日もわすれず
生きようと
春と ひとつになる