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扉の詩

(239)「人としての重み」

日々 平凡であっても
幸せに暮らせる

そんな日暮しが
ずっと続いていけば
こんなに
嬉しいことはない

でも
そんなに
人生はあまくない

大変なことが
形を変えさまざまに
起こってくる

そのたびに
苦しみ 悲しみ
逃げたくなる

もしも
その難題を解決し
何か尊いことを
そこから
学び取ったなら

時が過ぎて
人としての
重みを増し

難題を抱える人の
そばにいてあげる
そんな人になれる