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扉の詩

(237)「恩を思う」

恩とは
さまざまな
めぐみをいう

そのめぐみに
気づかないでいると
心の貧しい人となる
自分本位の
生き方になってしまう

自分がここにいるのは
もちろん自分が
頑張ってきたから・・・

でも
それだけではない

空気があって水があった
食べ物のめぐみも受けた

育ててくれた人
手を差し伸べてくれた人
見えないところで
共に涙してくれた人

多くの人に支えられ
生かされて
今ここに私がいる

そう気づくと
何か役立つことしたい
そんな思いが
私をやさしくつつむ