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扉の詩

(208)「自らに問う」

ときどき
自らに問うてみる

私は
なぜこの世に
生まれてきたのか

私がこの世で
できることは何だろう

ただ働き食べ楽しみ
苦しみや悲しみに
おののき恐れる
そんな人生で
よいのだろうか

私にも
何かできることがあるはず
何か役立つことがあるはず

それが平凡で
取るに足りないことでも
心をこめて行えば
生まれてきた意味が
わかるかもしれない

ときどき
自らに問いながら
見知らぬ世界からの
光を信じ
今日も
心をこめて生きていく