扉の詩
温もり
温もりは
肌の温もり
だけではありません
やさしい
眼差しのなかに
ありがとうの
言葉のなかに
相手を思う
笑顔のなかに
悲しみを
分かち合って流す
涙のなかに
温もりはあって
相手に
安らぎを与えて
通り過ぎていきます
この温もりを
すべてに込めてと
春の陽が
ささやいています