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扉の詩

まさかの坂

誰にでも
まさかの坂がある

どうして私が
なぜ私の家だけが
どうして夫が
なぜ妻が

まずは
人生の問題集として
受け取ってみる

この世には
無駄のないものは
一つもないという
教えがあるように

そこには
何かの理由が
あるはずだ

どうしても
解決できなければ
祈りを大切にすることだ

祈りながら
大いなる存在に
すべてを任せ
静かに
自分の境遇を
受け入れてみる