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しきたり雑考

お盆の特別編

今月は8月盆です。

毎年のように、お盆の棚飾りをのせます。

お仏壇の前に、あるいは棚を作って、
帰ってくる先祖様の涼を取るためにまこもを引きます。

水の子

水の子はナスやキュウリを、さいのめに切り、
洗ったお米と混ぜて、普通、蓮の葉の上(お皿でもよい)におきます。

これはご先祖様に代わり生きている家族の人たちが、
無縁の霊に食事を差し上げて功徳を積み、その功徳をご先祖様に手向けるのです。

きゅうりで作った馬や茄子の牛

馬は早くご先祖さまを迎え、牛はゆっくり帰ってもらったり、
逆にあまり長くいられては困るので、帰りは馬という地方もあるようです。

百味の飲食

百味の飲食として、珍味としての乾物、夏の野菜、果物。
ほおずきは御霊を導く提灯(ちょうちん)に見立てて飾ります。
水の入った器にミソハギの花をそえます。
そのミソハギで、水をさしあげるわけです。
あるいは水で邪を祓い清めます。

お膳

お膳を作り、ソウメンなど、供えます。
心のこもった供養を心がけましょう。

棚経

お盆のお経を棚経といいます。 お坊さんに、お経をあげてもらいます。

五色のハタ

五色(ごしき)のハタは、仏様の姿を現し、ご先祖様の依代(よりしろ)となります。

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