安らいだ日々を送ることができれば、有り難いことです。
人生には幸せなときもたくさんありますが、
そうでなくて、苦しくて悲しみに満ちるときもあります。
幸せな時は、安らかに時は過ぎていきますが、
困難な時はなかなか時が進まず、大変な思いをします。
しかし、一つ確かなことは、みな過ぎていくということです。
川の流れのように、刻一刻と時は流れ過ぎていきます。
病で苦しんだことも、やがて3年4年と時が過ぎれば、
「あの時、病に遭ってよかったかもしれない」
そんな思いが「ふっ」と心をよぎることもあります。
最愛の人を亡くして、その時には立ち上がれないほど落ち込んでも、
周りの人の支えや笑顔に救われ、時が経てば経つほどに、
心がしだいに癒され、人の悲しみをくみ取ってあげられる、
そんな人に成長していきます。
すべてを安らぎに変えるというのは難しいことですが、
偶然に、自分に起こってくる人生の問題はないと言われています。
それは自分の心を養うために与えられた問題であると悟り、
その門題から逃げることなく、すこしずつ解いていく。
そんな姿勢が、やがて人生の門題を解き、安らぎに変えていけるのだと思います。
人生の門題から、もし逃げたとしても、
おそらく同じ問題が起こってくることは間違いないのです。
なぜならば、その問題を解決しない間は、
自分の人格を向上させることができないからです。
みな心の内に尊い生きる力を持っています。
その力は、さまざまな難題をあるいは問題を解いていける、そんな力です。
そしてそのとき、必ず、支えてくださる方々が近くにいます。
その方々の助けを寛容に受け入れ、支えられながら、
人生という与えられた問題を解いていきます。
試験が終わって後に、その解答を見れば、
やり終えた試験の問題を笑顔で顧みることができる、そんな時があります。
人生も、与えられた命を生き、
その中で起こってくる人生の問題を、根気よく頑張って解いていけば、
やがてこの世を去って後、その解答を見、必ず安らぎに満ちるのです。
できれば、今年一年を振り返って、
「ああ安らぎに満ちた一年であった」と、
この文章を読まれたみなさんが、そう思えるよう祈っております。