人は人生の中で、迷わないということはありません。
迷いながら人生を生きていき、
そのために苦しんだり悩んだりして、
出会った事ごとを、なんとか耐え忍び、解決していきます。
なかには迷い、迷って、どうすることもできず、
いつまでも立ち上がれないこともあります。
迷っているとき、一番考えられることは、
自分のことしか考えていないということです。
自分のことしか考えないときは、
あたかも壺の中に入っている状態で、
自分以外のことが見えないのです。
ですから、まわりが暗く見え、
どうしたらよいか分からなくなるのです。
そんなとき、その壺を出る1つの方法が、
相手のことを考えるということなのです。
自分のことばかり考えるのでなく、相手の気持ちを少し察してあげる。
そんな思いが暗い壺からでる方法でもあります。
相手の気持ちを察するというのは、
あたかも壺の頭上から、光の糸が降りてくる、そんな感じです。
その光の糸を昇っていけば、外にでられ、
迷いから脱することができるのです。
また迷いは、どうしてよいか分からないところからきていますから、
日々、迷わない方法を学んでおくことが大事になります。
たとえば、道に迷ったとき、
北極星を見て、自分の位置を確認し、
迷った道から出ることができます。
その北極星にあたるのが、教えです。
教えはどう生きればよいかを、お釈迦様が示してくださったものです。
その教えをあらかじめ学び、それを応用できるように、
普段から学んでおくことです。
教えの中に
「我欲を取り去り、相手の気持ちを察して慈しみの心を大切にする」
というのがあります。
我欲とは自分のことばかり考えやすいことをいいます。
我欲が困難を引き寄せ、そして迷いの道に入らせて、
そこから出られないようにさせるのです。
そんなときには、慈しみの心に目覚め、
その思いを高めていくと、迷いから抜け出すことができます。
これは1つの方法ですが、
たくさんの生き方があるように、たくさんの教えがあります。
日々そんな教えを学び、迷いを教えによって脱していけるよう、
普段の学びの大切を知っていましょう。