人生には失敗はつきものですが、
失敗するたびに、立ち直れない、そんな思いに駆られることがあります。
しかし、また再出発するという思いが必要です。
私たちの心は、思ったほど弱くなく、強いものなのです。
まず、何度でも再出発できると心に念じていることが大切です。
そしてその失敗から何かを学び取って、
もう一つ大きな人間になっていくと思うことです。
ドイツ生まれのアインシュタインは、ある実験に失敗したとき、
「この方法ではうまくいかないことがわかったのだから、この実験は成功だ」
と言っています。
失敗した時に、私の努力の足りなさからだと思ったとき、
「これくらいの努力では、この仕事はうまくいかないとわかったから成功だ」
と思うことです。そんな前向きな精神が必要なわけです。
さらに何度でも挑戦していくために必要なことは、
私一人が苦しい思いをしているのではないと、悟ることです。
身近に私たちを支えてくれている人や物に目を向け、
守られていることを深く悟ることです。
こんな詩があります。
「はちみつ」という詩で、48才の女性の方の作品です。
「はちみつ」
一匹のミツバチが
一生で集める蜜は
ティースプーンに 一杯ほどだという
紅茶にとかすひとさじ
ひとつの命の
生涯をかけた仕事が
今朝の私を暖める(産経新聞「朝の詩」平成25年3月25日付)
こんな詩です。
ミツバチが生涯働いて集めた蜜はティースプーン一杯だけなのです。
それを私たちは一瞬にして頂いてしまいます。
命をかけた一生の仕事を一瞬で使ってしまうのです。
ミツバチの命が私を生かしめているのがよく分かります。
そんな貴重な力をいただいて、立ちあがれないはずはありません。
あんな小さなミツバチの一生の仕事を、ミツバチはお金をもらうわけでもないし、
報酬をもらうわけでもなく、無償で与えています。
「そんな生き方をしている小さな虫がいるのなら、
私だって、もう一度困難にも挑戦していける」
そう思うことが大事です。
前向きな精神と、多くの人や物に支えられている真実をつかみ取り、
何度でも再出発していくことです。