5月は緑がいっぱいで、花も咲いて、爽やかな季節です。
そんななかでも苦しみを背負って生きている人が、たくさんいることでしょう。
この苦しみの原因はいろいろあると思いますが、その一つは、この肉体にあります。
肉体ゆえに食べていかなくてはならないし、ぜいたくな食事もしてみたいと思います。
肉体があるゆえに、病気になることもあります。老いていく苦しみも、そうでしょう。
あるいは、きれいな服も着たいし、新しい家にも住みたいと思います。
それができなければ、苦しい思いになります。
また苦しみは、人と人との人間関係で、出てくることが多々あります。
一番身近な人間関係は家族でしょう。
やっと子供を授かっても、殺してしまう親もいるし、
子供ができなくて、苦労して代理母出産をお願いする親もいます。
どうしても子供ができなければ、夫婦二人で、人生を生きていくことになります。
母の日のカーネーションがもらえない、苦しいことです。
子供ができても男の子ばかり。女の子ができない苦しみもあります。
中には子供ができたのは良かったけれど、
障害を持って生まれてきたことで、悩む親もいます。
そんな障害がある子を授かって、お姑さんが
「田んぼを売っても、この子を育てよう」
とお嫁さんにいったというのを聞いたことがありました。
この言葉を聞いて、今まで姑さんに違和感を持っていたお嫁さんが、
すっかり信頼を取り戻し、ともに協力して、この子を大事に育てているようです。
苦しみは誰にもあります。
苦しみのない人生はありません。
その苦しみをどう受け止めて生きるかが、幸不幸を分けることになります。
苦しみに直面している時は、それは苦しいかもしれませんが、この苦しみは、
自分の生き方を、さらに優れたものにするためにあるのだと考えた方が、
幸せを手にする確率は高くなります。
「田んぼを売ってもこの子を育てる」といった、お姑さんの思いも、
苦しみの中からつかみ取った人生の糧です。
苦しみの中に、そんな糧がたくさん潜んでいることを知っていましょう。