省(かえり)みるというのは、過ごしてきた日々を思い返し、
誤りがあれば修正し、頑張ったことがあれば、自分を褒めてあげることです。
誤りを修正すれば、その誤りは人生の教訓になっていきます。
もし失敗したことがあって、
いつまでもそのことを心に引っ掛け、引きずっていると、
いつまでも苦しい思いから抜け出せません。
もう一度、勇気をもって自分を省み、
その失敗から何かを学び、大切なことを得ようと思えば、
その失敗も価値あるものに変わっていきます。
そこにあるものは、
自分の人生を花咲かせる栄養素であったと気がつくのです。
頑張ったことがあれば、自分をほめ、心に余裕があれば、
その成功もさまざまな人の支えがあったと思うことです。
そうすることで、ありがたい思いが心に広がって、
感謝の思いが深くなっていきます。
それは人として美しい姿であると思います。
さらに尊い考え方を述べれば、
この一年、過ごせたことを神仏に感謝することです。
神仏は見えない存在で、感謝しても、しなくても、
自分にとっては何の変化もないかもしれませんが、
そこには大きな違いが出てくるのです。
自分を常に守ってくださる方がいる、と思って暮らしていることが、
どれほど、心に安らぎを与えてくれるか分かりません。
そのことが分からず、あるいは分かろうともしないで、
自分一人で生きてきたと思う心には慢心という悪魔が住み、
やがて生きることに限界を向かえ、やがて疲れて、
人生という路傍に倒れるのです。
さらには自分を省みて反省することは、お掃除に似ていて、
部屋を掃き清めるときれいになるように、心もきれいになるのです。
きれいな心には、きれいな世界が見えます。
きれいな心には、この一年過ごしてきたことのなかに、
きれいな世界を見ることができるのです。
不満な心には、不満のことごとが見え、
欲深い心には、欲深い世界がみえます。
そうならないように自らを正しく振り返りきれいな心にして、
この一年の美しい出来事を省みてみましょう。
きっと、幸せが満ちてきます。