私たちは、さまざまな環境の中で住んでいます。
その環境は一人ひとりみな違っています。
ある人は長野県に住み、ある人は東京に住んでいます。
ある人は子どもが生まれ、ある人は子どもがいない場合もあります。
おじいさんやおばあさんと一緒に暮らしていたり、
若い夫婦だけで暮らしている場合もあります。
病人を抱えた家もあり、寝たきりの人を介護したり、
本人が寝たきりの場合もあります。
特に悩みもなく暮らす人もいれば、毎日が苦しくてたまらない人もいます。
同じ兄弟でも兄と弟では、その環境も違い、姉と妹でも同じではありません。
このように全く同じ環境で暮らしている人はいないでしょう。
とかく人は、自分の環境の良し悪しを、他の人の環境と見比べて、
あの人は幸せな家庭に生まれていいなあとか、お金持ちの家でいいなあとか、
お母さんが綺麗な人でいいなあと比較し、妬んだり自慢したりして、
自分の幸せを決めてしまう場合があります。
でもこの考え方は正しい考え方ではないのです。
正しい考え方は、今ある自分の環境を、自分にあった環境であると知り、
その中で最善を尽くしていくことだと思うのです。
野に咲く花から、私たちは多くのことを学ぶことができます。
荒れ地に咲いたからといって文句をいうタンポポはいません。
林の中に咲いたからといって悲しむスミレの花はありません。
岩場に立つ松の木からも、
「この岩場の環境は私には合わない、平地の松がいいなあ」
という妬みの声は聞こえてきません。
みなその場を一生懸命生きているからこそ、
私たちに感動と学びを与えてくれるわけです。
自分の不幸を環境の責任にするのでなく、
その場をしっかり生きて、その場で花を咲かせていきましょう。
そんな前向きな生き方が、やがてその場を自分にあった環境に変えていくはずです。
そしてその場に、必ず、幸せの光が見えてきます。