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終わりの詩

野の花

野に咲く
花には

笑顔がある
いつも
輝いている

口がへの字に
曲がっている
ことなんかない

イジイジ
していないし

咲いている
場所を
うらみもしない

踏まれても
文句も言わず

美しいほほえみを
いつもたたえて

いのちのかぎり
この今を
咲いている