終わりの詩
変わらない
人生は
常でなく
河の流れのように
雲の行くように
いつも変化していく
そんな人生のなかで
変化しないで
変わらないものがある
花は必ず
散っていくけれど
桜の花は
いつも
桜の花を咲かせる
決して
梅の花になることはない
その真実は
変わらない
人生のなかで
変わっていくものと
変わらないものを
見定めていく
変わらない
もののなかに
尊く生きるための
宝が光っている