終わりの詩
心の服
私たちは
服を着て
暮らしています
その服を見れば
どんな人か
だいたい分かります
衣を着ていれば
坊さんでしょうし
白衣を着ていれば
お医者さんです
同じように
心にも
服を着ることができて
その服を見ると
その人が
どんな人か分かるのです
慈しみの服を
着ていれば
尊い人であり
不満の服を
着ていれば
徳の足りない人に
見えるのです