終わりの詩
死を恐れない
この世に
みな選ばれて
生まれてきた
生まれてきて
辛いこともあるだろうが
この世で
多くの体験を積み
その体験を
自分の徳として
やがて
あの世の世界へ
帰っていく
この世から見れば
それは死であるが
あの世から見れば
「おかえりなさい」なのだ
死を
恐れてはいけない
恐れなければ
ならないのは
精いっぱい
生きたか否かだ