ホーム > 法愛 4月号 > 法華経の詩

法華経の詩

法華経の詩(114)

安楽行品 第十四(7)

仏 世尊は 文殊に
さらに語り続けた

「法華経」を聞かず 知らず
さとらず 尋ねず 信心しない
そんな人びとに
神通力を使って
この「法華経」を信仰し 理解させて
安楽に導く
そんな特性を養った求法者は

如来が入滅したあとで
この「法華経」を弘めるに際して
他から邪魔されることなく

僧や尼僧 男女の信者
王や王子 そして大臣
市民や村民
婆羅門(ばらもん)や長者たちから
尊敬され 敬慕され
供養されるであろう

また 空中を駆ける神々は
厚い信仰心を抱いて
教えを聞くために
彼の後を追いかけるであろう

また 天子たちも
同じように 常に厚い信仰を抱いて
彼の後を追い
彼が村落に行く時も
僧院に行く時も 守護し
  彼の説く「法華経」に
満足するであろう

それは何故であるか
この「法華経」は
仏によって加護されているかである
過去 現在 未来の如来によって
この「法華経」は
保護されているのである