扉の詩
(203)「心を守る」
怒りは
誰にでもある
ひとつの言葉で
心が波立ち
怒りを思う
何気ない
ひとつのことに
不満を持ち
心が怒りに染まる
怒りは
心を傷つけ
正しい判断を
失わせる
だから
まてまてと
立ちどまって
心を守る
あんな小さなことで
怒らないと
自分に
言い聞かせる
プライドを捨て
不満を捨て
穏やかさを拾う
やさしさを拾う