今月は大黒天(だいこくてん)です。
大黒天はよく知られている神様です、七福神の一神でもあります。
なぜ大黒天に黒が使ってあるかですが、単純に黒いからだそうです。
神様の力は、その時代の流れによって変わってくるものです。
この大黒様も同じで、インドでは戦いの神様だったようです。
その神様が仏教に取り入れられ、戦いの神として、
中国では寺院を護る守護神であったようです。
さらには民衆の願いから、豊穣を司(つかさど)ったり、財宝を授ける、
そんな働きもあって、信仰を集めてきました。
中国から日本に伝えたのは、天台宗の開祖である伝教大師、最澄だそうで、
特に天台宗の寺院で信仰されていたようです。
この「だいこく」という言い方が、
神様の中の大国主命(おおくにぬしのみこと)の「だいこく」と同じに受け取られ、
農耕や福徳の神として、信仰を持つようになりました。
さらに、七福神の一神としての信仰は江戸時代からのようで、
五穀豊穣や商売繁盛の神様となっていきます。
日本でも、中国で寺院の守護神としてまつられたのが、
今度は寺院の庫裡にまつられるようになってきました。
庫裏を守るのですから、庫裏はお坊さんの生活を助ける所で、
その庫裏を切り盛りするお寺の主婦のことを、
いつからか「大黒さん」というようになったようです。
この呼び方は、特に関東地方を中心としているようで、
この信州も関東に属しているようで、
お寺の奥さんを「大黒さん」と呼ぶ人も多いようです。
姿としての特徴は、烏帽子をかぶって袴をはき、
右手を腰に当てて、左手に大きな袋を持っています。
あたかも日本的サンタクロースのようです。
あるいは、俵に乗り、打ち出の小槌を持っている大黒様もいます。