今月は「地蔵菩薩」の3回目です。
今回は六地蔵様を詳しく見ていきます。
1、地獄 大定智悲地蔵(だいじょうちひじぞう)
地獄で救う地蔵様です。
左手に宝珠を持ち、右手に錫丈を持つ。
一般的には、このお地蔵様がよく見られます。
先月お話いたしましたが錫丈は、慈悲を持って人びとを守ると書きましたが、
この場合、錫丈を持って六道を巡り歩き、苦しんでいる人を救う仕事をしています。
2、餓鬼 大徳清浄地蔵(だいとくしょうじょうじぞう)
左手に宝珠を持ち、右手に与願印(よがんいん)を結んでいます。
与願印は右手を挙げて手を開き、前にかざしている姿です。
願いをかなえてくれる印です。
3、畜生 大光明地蔵(だいこうみょうじぞう)
左手に宝珠、右手に如意を持っています。
如意は思いのままという意味ですから、
これも願いをかなえてくれる力のあるものです。
4、修羅 清浄無垢地蔵(しょうじょうむくじぞう)
左手に宝珠で右手に梵篋(ぼんきょう)を持っています。
この梵篋は、経典の一つで、箱に入っているように見えるものです。
5、人間 大清浄地蔵(だいしょうじょうじぞう)
左手に宝珠を持ち、右手に施無畏印(せむいいん)をしています。
右手の手のひらを前にして下に垂れています。人の恐れをなくす力を持っています。
この人間は、この世の人びとが住む世界にみえますが、
そうではなく、あの世の比較的善なる人が集まっているところです。
6、天上 大堅固地蔵(だいけんごじぞう)
左手に宝珠、右手に経巻を持っています。経巻はお経の本です。
天にいる人びとは、喜んで学ぶ人が多いのでしょう。