今月も「観音菩薩」です。3回目になります。
観音様はこの後、しばらく続きますが、
それだけ多くの人に信仰されてきた仏様であることが分かります。
今月は千手観音(せんじゅかんのん)ですが、
この観音様を詳しくいうと、千手千眼観自在菩薩になります。
この観音菩薩で有名なのが、京都の蓮華王院三十三間堂です。
私も何回かお参りしたことがありますが、
たくさんの観音様がいらっしゃって、圧巻ですね。
中央に千手観音坐像が祭られています。42本の手で、千の手を表しているそうです。
坐像ですから、坐っていているのですが、大きさが3メートルほどあります。
その他に千体の千手観音様が安置されています。
この千の観音様のお顔がみな違っていて、自分によく似た観音様がいたり、
亡き人の面影を思い起こさせるお顔もあるといいます。
千手の次に千眼とありますので、どこかに眼があるはずです。
それは手のひらに、それぞれ一つの眼が描かれているからです。
多くの人の悩みや苦しみを観じて、救ってくださるというそんな働きが、
このような姿になったのかもしれません。
仏様はみな悩める人を救い、幸せになってもらいたいという願いをお持ちなのです。
この観音様には、観音様を守り、従う仏様がおられます。
この仏様は、千手観音を信仰する人たちを守護するという働きをしています。
この仏様を善神二十八部衆といいます。
この中でも、よく知られている仏様に、
持国天(じこくてん)とか、多聞天(たもんてん)、増長天(ぞうちょうてん)、
吉祥天(きっしょうてん)、鬼子母神(きしもじん)などがあります。
お寺の山門の脇に仁王(におう)様が安置されているところがありますが、
この仏様も二十八部衆の中に入り、寺院を守り、
また参拝の訪れた方々を悪から守り、
千手観音様を信仰する手助けをしているわけです。
仏様に守られている、そんな尊い日々を思い起こしてください。