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終わりの詩

美しい景色

生きているうちに
美しい景色を
できるだけ多く
見ておく

四季の
美しい巡り
ばかりでなく

困っている人を
助けてあげている姿

悲しむ人に
黙って笑顔で
接している姿

苦しむ人と
その苦しみを
分かちあっている姿

忍耐強く
負けずに
生きている姿
相手を信じて
幸せを祈っている姿

自らも
そんな姿を見て涙す

ゆっくりと
富める心が
深まっていく