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法華経の詩

法華経の詩(86)

法師品 第十(4)

仏 世尊は
薬王菩薩に
続けて また語った

いかなるところの 村や町であっても
この法華経が語られ
教え示され 書写され

あるいは
書写されたものが書物になり
唱えられ 朗詠される土地には

高く聳(そび)える
宝石づくりの
如来の塔が建立されるべきである

そこに
如来の遺骨を安置する
必要はない
なぜならば
法華経という 法そのものが
如来の姿そのものであるからだ

したがって
いかなるところの 村や町であっても
この法華経が語られ
教え示され 書写され
唱えられ 朗詠され
書写されたものが書物になった
土地に建立された塔は

崇められ 尊ばれ
祀られて供養されて
讃嘆されなければならない

この如来の塔に礼拝し供養するものは
みな完全な「さとり」を得る

いずれにせよ
この法華経を聴かないものは
求法者としての
真なる道に入っていないと言える