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法華経の詩

法華経の詩(32)

譬喩品 第三(8)

世尊なる仏は
舎利弗(しゃりほつ)にさらに語っていう

三車火宅(さんしゃかたく)の譬(たと)えを話し
その真意を語った

さらに ここには深い意味がある
それは この世の火宅から
迷える子ども達を救うために
方便を使ったのだ

何も知らない迷える子らに
初めから高度な如来の智慧を授けても
おそらくそれを理解し悟り
火宅の苦しみから逃れる者はいないであろう

ある腕力を持つ者が その腕力を用いることなく
巧妙な手段としての方便を持って
子ども達を燃えさかる家から逃れさせ
その後で 本来の高度な悟りの真意を
教え諭すならば
子ども達は 仏を信じること深く
穏やかな思いで その教えを聴き
学び 悟るであろう

そこで 火宅にいる迷える子らに
羊がひく乗り物としての
比較的理解しやすい教えを聴いて悟る方法
鹿がひく乗り物としての
独り静かに山にこもって悟りを開く方法
牛がひく乗り物としての
教えを深め 利他の精神を悟る方法

それらの三車(悟りの方法)を方便として
火宅にいる子ども達に与えたのだ
その方便力で子どもらの心を
悟りの道に 引きつけようとした

そして今 火宅を出でた子らに
白い牛がひく どの車よりも素晴らしい
一仏乗(いちぶつじょう)としての
誰でもが 仏となれる智慧を授けるのだ


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