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法華経の詩

法華経の詩(23)

方便品 第二(11)

舎利弗(しゃりほつ)よ
当に知らなくてはならない

私はこの揺れる恐ろしい世界
人びとが堕落し 真理を知らない
この世に出現した

そして方便をもって
もろもの人びとにこの教えを弘めようと
まずヴァーラーナシーである
波羅奈(はらない)に向かった

波羅奈の鹿野苑(ろくやおん)の地で
5人の僧に 平静なる心の教えを説いた
これを初めて教えが回り始めた意味で
初転法輪(しょてんぼうりん)という

このときから「悟り」の境地という言葉が
この世に現われ 阿羅漢(あらかん)という言葉や
法という教えの言葉 僧の集団である
僧伽(さんが)という言葉が現れた
永年の間 仏は悟りの境地を得る教えを説き 方便をもって説明をしてきた

久遠の昔から 生まれては死に
死んでは生まれるという 生と死の回転
すなわち輪廻の迷いと苦悩から
悟りを得ることで
この迷いが終わる
仏はそう常に語ってきた

そうして 舎利弗よ
数えきれない多くの人びとが
最高の悟りを求めて
仏のもとに赴くのを見た
かれらは 仏の方便を用いた教えを
長らく 聞いてきたのだ

集(つど)った人びとを見て 
仏は 方便を捨てるときがきたと考えた


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