扉の詩
分け与える
日本昔話に出てくる
よいおじいさん
おばあさんは
いつも微笑んでいて
与えることを
惜しみません
悪いおじいさん
おばあさんは
いつも怒っていて
欲深く
分け与えるどころか
人のものまで
奪おうとします
どちらが
幸せになれるのでしょう
昔の人は
物語にたくして
私たちに教えたのです
分け与えると
なんだか
減るように思えますが
もっと大切なものを
いただけるのだと
暮れになると
六地蔵のお話を
思い出します