扉の詩
まごころ
まごころのことを
書こうと思って
机に向かったが
こんな大切なことは
語れない
まごころとは
偽りのない
素直で誠実な思い
そのような
純粋な思いを書くには
まだまだ
未熟さを思う
しかし
川を渡らなければ
向こう岸につけない
山を登らなければ
山向こうの町につけない
だから
自らを叱咤して
まごころの世界へ
分け入ってみる
そこに見えてきたものは
白いやさしさと
ほほえみの道