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仏事の心構え(81)

お盆について

今月は8月盆です。それぞれのお供え物の意味を簡単に述べてみます。

水の子

 茄子(なす)をさいのめに切り洗い米と混ぜて、普通、蓮の葉の上におきます。
これは無縁の霊に施し功徳を積み、その功徳を亡き方に手向けるのです。

きゅうりで作った馬や茄子の牛

 馬は早くご先祖さまを迎え、牛はゆっくり帰ってもらったり、お土産を持っていってもらうためです。
逆にあまり長くいられては困るので、帰りは馬という地方もあるようです。

まこも

 まこもは涼を取ります。

百味の飲食

 百味の飲食として、野菜や珍味としての乾物、ほおずきなどを供え、ご馳走します。そしてお膳を作り、ソウメンなどを供え、ご先祖様の幸せを祈ります。
その祈りは、自らの幸せになってきっと帰ってくるものです。「情けは人のためならず」です。