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年中行事を語る

1月1日 修正会

お寺ではお正月になると修正会(しゅしょうえ)という法会を行います。
この法会は新年を祝うものですが、すでに平安中期ごろから始められていたといわれています。

だいたいのお寺では元日から数日間、法要をおこない、前年の悪を正し、天下泰平や万民豊楽、 そして仏法興隆と寺門の繁栄を祈るのです。

そして、それをお札に念じ込めて、檀家の皆様の家にお配りするのです。

また大切なことは、このお正月に各自で「心の正修会」を行うことだと思います。

心の修正会というのは心の中で、前の年の反省と、今年一年、法にもとづいてどう暮らしていけばいいかを考え、 その具体的な願いを神や仏に誓うのです。そして、今年も幸せに暮らせるように願います。

今年はこういう教えに基づいて生きていく、だからお守りくださいとお祈りするその願いは、きっと神仏に通じていきます。

この時期になるといつも思い出すのが「笠地蔵」という昔話です。

年の瀬、おじいさんが町へ笠を売りにいった。
途中で六地蔵にあって、雪で埋もれて可哀相に思ったおじいさんは、
売るための笠をお地蔵さんにかぶせてあげて帰ってきた。

それを聞いたおばあさんが
「ああ、ええことをした。ほんなら餅はつかんでも、おかゆで年を取ろう」といった。

そんな善の思いがお地蔵さんに通じたのか、
あとでたくさんの宝を家の前においていった。

この話のように、他を思いやる人としての正しい行いをすることで、 神や仏は私たちの知らないうちに福をもたらしてくれるのだということがわかります。

私たちも、そんな正しい思いをいだいて、今年一年暮らそうと誓うのがまた「心の修正会」だと思います。

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